間取り図から情報を読み取る

不動産屋に行き物件の資料を見るとき、賃貸情報サイトで物件情報をチェックするとき、あなたはどこに注目して物件を検討しますか。

物件の外観や内観、設備などの写真。家賃や管理費、礼金、敷金の金額や築年数が記載されている欄。言ってみればどれもこれも重要な情報です。

そして一番見落としがちなのが物件のお部屋の間取り図になります。『間取り図を見落とすわけがないじゃん』と思う方がほとんどだと思います。

もちろんどなたも間取り図を見ないで写真や条件が書いてある欄だけを見て物件を選んでいるわけではありません。

ここで説明したいのは『間取り図を詳しく見る事で読み取れる情報』です。

まずは訴えたいのは間取り図は人の手作業により作成されます。(当たり前ですが)

よくお客様に間取り図を見た後に『この部屋なんか小さくないですか?』と聞かれます。間取り図は部屋の大きさを示すものではございません。

不動産の売却では「一般媒介」と「専任媒介」どちらを選んだほうがお得ですか?

作成上、間取り図を圧縮したり拡大したりしているので50?の1LDKの間取り図が同じ1LDKの30?の間取り図より小さくなってしまっている事もあります。

実際は?数通り50?の方が大きいです。つまり間取り図から部屋の大きさを読み取ろうと判断してしまってる時点で、間取り図を大まかにしか見ていないという事になります。

間取り図にはもっと重要な情報が絵がれています。それを解説していきましょう。

まずキッチンを見てみてください。キッチンにはコンロが何口ついてあるかが描かれています。物件設備一覧にはコンロの数に記載がなく、ただ『IHコンロ』と記載されている場合『一体何口コンロなんだろう?』と思いますよね。実は間取り図にしっかり書いてあるんです。同じくバスルームや洗面所も見てみましょう。

築年数が古いのに設備欄に『追い焚きバス』と書いてある場合があります。お風呂の間取り図を見てみると浴槽の絵が書いてあり、その後ろに細長い長方形の図が描かれています。

これは『追い焚きバス』ではなく『バランス釜』のお風呂になります。確かにお湯を焚くという意味では同じですがこれは完全に悪意がある罠です。

追い焚きだと思っていざ内見に行きバランス釜でがっかりするパターンです。いかに間取り図が重要かわかる例えだと思います。

洗面所も洗面台の形や位置で独立洗面なのかユニット式の洗面台なのか判断することができます。

次は洋室を見てみましょう。ほとんどの方は洋室に記載されている『〜帖』という数字が目につくと思います。勿論、洋室の広さは重要ですが、その他にも注目してほしい箇所

があります。それは部屋の扉の位置と形です。横にスライドさせるタイプのドアなのか、開けるタイプのドアなのか、開けるにしても前に押して開けるのか、引いて開けるのか

間取り図にはしっかり書いてあります。これを内見する前に知っておくのにデメリットはありません。

そして案外気づかないのがバルコニーの存在。物件によってバルコニーが付いていない物件も数多くあります。物件資料に『バルコニーなし』なんて書いてくれる不動産屋などありません。しっかり気づいて教えてくれる不動産の方ならいいのですが、教えてくれない不動産屋もいます。自分で見て気づいて指摘できるに越したことはありません。

このように、ついついスルーしがちな間取り図ですがよく見て物件を見抜く、そして物件それぞれの持つ個性に気付いて部屋探しができたら、充実して楽しい物件探しができると思います。